2019年1月7日
当たり前はヤバイの・ダーッ!
トロパラ・ファイト・クラブの
ハラちゃんでぇ〜す!
しばらくカメラを持って海へ入っていないので、
今回は、帰国した時の陸でのお話です。
デパートの下りエスカレーター、
杖を持ったお婆ちゃんが、
不安そうに立っていました。
手を貸してあげよう、
そう思った瞬間!
手摺りに抱きつき、ぶら下がった…
お婆ちゃん、
健康器具やあらへんで!
乗り方ちゃうがな^^;
ダッシュでお婆ちゃんに近づき、
態勢を立て直そうと抱えるが、
片手には買い物袋、
もう片方の手には杖を持ち、
ガッツリ手摺りにしがみついている。
降りるタイミングでお婆ちゃんを抱えて降りたのだが、
買い物袋…挟まってるやん(~_~;)
お婆ちゃん、荷物離して!
お婆ちゃんを抱えている為、
両手は塞がっている。
背後にいた女性が飛んできて袋を外してくれた!
エエ人おるやん😀
お婆ちゃん大丈夫か?
声をかけるがあんまし反応はない。
デパートの従業員さんも来て
怪我の有無を確認し始めた。
どうやら怪我は無さそうである。
お婆ちゃんの話、
ダイビングとはあんまし関係が無いように思いますが、
実は、そうでもないのです。
ご存知の通り、スクーバダイビンは水中を楽しむ遊びです。
そして、そこには多くの危険が存在しています。
危険のある場所で、
安全に安心して、
ダイビングを楽しんでもらうことが我々の仕事です。
また、環境やダイバーを観察、
様々な状況を想定し、
判断する能力も必要になります。
エスカレーターの長さは5mほど、
手摺りに抱きつき、ぶら下がった後、
起こるであろう幾つかの危険を
瞬時に察知、
状況を把握、
対処をする。
今回、最悪の状況は、
手摺が回り込むところで
床との間に巻き込まれてしまうことである。
仕事で身に付いた観察力が、
デパートという違う環境でも、
お役に立てたのではないかと思う。
町を少し歩いただけでも…
自転車でルールもスピードも関係無く
かっ飛ばすおばちゃん。
メッチャ鍛えてるやん!
アシスト付きと知ってからは、
自分の身体能力を過信し過ぎ!
工事現場の下や壁の横を歩く会社員。
フィリピンでは上からヤシの実が落ちてきますー^^;
ヘルメット無しの子供を
前と後ろにの乗せて、
自転車を運転する若いママ。
自転車倒れたら、子供の頭はセメントに強打しまっせ!
片側しか見てない
やばいタイミングで飛び出してくる車。
いつまでも若くはおまへん!
って、わてもか^^;
子供の前で
平気で信号無視する大人たち。
スマホをいじりながら、
自転車を運転する学生…
カメラ片手にクルクル…
お爺ちゃん自転車フラフラ…
つい、気になってしまうのだ。
本人だけの被害で済めば良いが、
もらい事故になってからでは遅いし、
ほんまにシャレにならん。
慣れてしまった行動はどんどんエスカレートし、
それが当たり前になる。
ついには、その中にある危険すら見えなくなってしまうのだ。
ダイビングをやり始めた頃は、
やたらと注意や意識をしていたのに、
今は、それを感じていない…
ということはありませんか?
足もとに、放ったらかしの器材…
安全停止後の浮上スピード速すぎ…
その後起こり得るであろう危害を
想像できていますか?
ダイビングに潜在する危険を再認識し、
安全意識を高め、
事故や怪我の無い、
楽しい1年にしましょう。
今年もよろしくお願い致します!!!
PS:
海で鍛えられた観察力は、
人が入り乱れる東京駅でも発揮?
駅に入った瞬間、
素早くあたりを見渡し、
雰囲気と目的地を確認する。
気になる場所で一瞬目が止まったが、
無視。
人混みにのみ込まれるよう歩き始める。
しばらくして、後ろから声が…
すいません!
あっちまで来てもらえますか?
バッチらしきものが目の前に。
嫌な予感…
なっ、何でんのん^^;
職務質問と荷物検査、
私服警官との長いやり取りが始まった。
しかも東京駅のど真ん中。
ワテ何も持ってまへんで…
そやから言いましたがな…
お互いもっと観察力の使い方考えまひょ(~_~;)
よーし、行くぞー!
1.2.3.ファイト・ダーッ!
⭐️安全と時間の許す限り被写体とファイト!
SUGAHARA(hara)TAKEHIRO